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技術コラム2
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技術者の皆様、今回はマイナーな樹脂切削材料を紹介します。
普段何気に、設計で使う樹脂材料。用途は、絶縁、軽量化、ワークへの傷対策など様々です。
コスト重視でMCナイロンを使ってしまいがちですが、吸湿性が高いので寸法変化には気を付ける
必要があります。重量物を上に長時間置いた場合、その箇所が凹んだり・・・
あまり制約がなければそんなマイナーな樹脂を使いう必要はありませんが、構想を練ってるときに
矛盾した制約がたまに出てきます。高熱に耐えれて絶縁したい・・・・・
皆さんご存知の通り、樹脂は周囲温度が高くなるにつれて強度が弱くなっていきます。
そして最終的には、非難燃性は燃えて、難燃性で自己消化性のあるものは溶けるか燃えてもすぐ消えます
一般的には、樹脂の耐熱温度は80度~200度までの材料が多いです。一部ガラス入りナイロン材は
耐熱230度までのものがありますが、今回紹介するのはポリイミド系樹脂です。
私が今まで使用した樹脂で最強のものとなります。商品名はメーカーにより様々でべスペル、メルディン
と言われています。これらの樹脂は、連続使用温度が315度で樹脂の中でも耐熱温度がかなり高いです。
そして、カーボン等は基本的に添加されていないので絶縁性能も申し分ないです。
では実際にどういう場所で使用したかと言うと、ポリイミド系樹脂から100mmほど離れた場所で
数千度にもなるアークが発生している所です。セラミックという手があるのですが、材料費と加工費
が高いうえに、衝撃による割れが発生するので靭性のある樹脂を選択しました。
弊社では、樹脂設計の知識も豊富で、用途、場所により様々な樹脂設計を提案できます。
お困りの際はぜひお問い合わせください。
www.yasojima.co.jp/img/product/meldin/meldin.pdf
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