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技術コラム

摩擦について

 

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強度・熱解析

​ 技術者の皆様、今回は意外と知られていない摩擦の世界をお話しいたします。

皆様もご存じの通り摩擦には、静止摩擦と動摩擦があり、一般的には摩擦係数が最も高いのは

最大静止摩擦と言われています。

 しかし、物体が止まっている時が本当に摩擦係数が一番高いのでしょうか?

部品図作成(ばらし作業)

トレース

特許調査

​ 確かに体感では物体を押して、物体が動き出すと押す力を小さくでき、軽く感じますね。

​最大静止摩擦とはこの物体が動き出す寸前の事を一般的には言います

​ では、この最大静止摩擦とはどういうことなんでしょうか?

動き出す瞬間とは、動いているのでしょうか?止まっているのでしょうか?

​答えは、車のタイヤにありました。

ホンダ及びマツダ発表によると、タイヤと路面の摩擦係数が一番高くなるのは20%前後スリップ

した時です。これは、ABSやトラクションコントロールに使用されている制御技術です。

タイヤと路面の摩擦係数が最大になるポイント知ってるからこそこのような制御が可能となって

いるのです。

 摩擦力の最大値が最大静止摩擦だとすれば、物体が地面に対して滑っていてもそれは

静止しているという考えです。

つまり、最大静止摩擦を迎えている段階で物体は地面に対して微小に動いているのです。

マツダは発表によれば、静摩擦及び最大静止摩擦の領域を微小すべり領域、動摩擦の事を巨視滑り

領域と言ってます。

私も過去の開発を通じて、物体が40%地面に対して滑っていても摩擦係数は上昇する実験結果を

得ております。

この数値は、物体の材質、表面粗さ、弾性力によって大きく左右されます。

しかし、例外はあるようで回転物が進行方向とは違う方向に滑った場合、摩擦力は極端に落ちます。

車でいうアンダーステアの事ですね。

 我々が計算に使う摩擦係数が最大静止摩擦なら実際には物体が動いているという認識を

これでお持ちいただけたのではないでしょうか。

上記の技術は、車業界、鉄道業界に幅広く知られているものになります。

www.honda.co.jp/factbook/motor/technology/19950900/002.html

弊社ではこの様な、基礎技術の研究、開発も行っております。

お困りの際は、ぜひお問い合わせください。

 

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